お葬式でどんな服装をしたら良いか分からない。
急なお葬式に呼ばれたけど、持っているスーツで大丈夫だろうか?
おそらく、今このページを読まれているあなたは、急なお葬式に呼ばれて準備をしていたり、もしもの時に備えようとされているのではないでしょうか?
今回のオーダースーツ研究所では、お葬式で失礼することがないための、「大人の男性のための喪服選び」についてお話していきます。
お葬式で親族に失礼にならないための喪服のマナー
まず、お葬式というのは、故人の死を悼み、喪に服す場にふさわしい服装であることが大切になります。参列する場合の喪服や持ち物は、遺族や親族に対して失礼でないものを選ぶことが第一条件です。
大前提として、日本の弔事ではブラックスーツを着用します。ブラックスーツは正礼装であるモーニングに次ぐ準礼服になります。急な報せ(しらせ)の場合、チャコールグレイのスーツを着用することもあります。ですが、タイとソックスは黒無地に差し替えるなどの配慮をすることは忘れないようにしましょう。
お葬式ではやってはいけない服装5つのポイント
ここではお葬式で「これはやってはダメ!」というポイントをお伝えします。
「あ!いつの間にかやっているかも?」という不安や疑問はどんどん解消していきましょう。
1、ジャケットのボタンを全部留めてしまうのはNG!
礼服に限らず、ボタンを全部締めてしまうのはNG。
一番下のボタンは「アンボタンマナー」と呼ばれ、飾りになります。
ちなみに、ボタンを外した状態で、ボタンの半分が見え隠れするくらいが理想のサイズになります。
2、ポケットチーフを挿しているのはNG!
結婚式などで身につけるポケットチーフは、お葬式の場所ではNGとされています。海外では、お葬式の際にもポケットチーフをしている国もあるようですが、日本では基本的にはタブーとされています。
3、小剣ズラシ等のおしゃれテクニックを使わない!
デザイン性のあるネクタイを左右にずらすことによって、立体感を生み出すことができるため、おしゃれとしてずらす方もいらっしゃいますが、お葬式の場所ではふさわしくありません。
4、ローファーでカジュアルに参列はNG!
ローファー(靴紐のない靴、脱いだり履いたりが簡単なもの)はカジュアル靴の位置付けになるので、葬儀の喪服や結婚式の礼服など、フォーマルな服装に合わせる靴としては基本的にNGとされます。
写真のような靴紐のある靴を1足は持っておくと良いでしょう。
5、スーツのポケットがパンパンになっているのはNG!
スマートフォンは、ジャケットの内側のポケットに入れることが可能です!
お葬式であれば、数珠や袱紗、ハンカチなどをお持ちになると思いますが、基本的には手ぶらとなるでしょう。ですが、すべてをポケットに入れてしまうのは、よろしくありません。基本的にはスーツのポケットには物は入れないということを覚えておきましょう。
お葬式の服装に関する必須アイテム
ここではお葬式の服装で使用する「必須アイテム」をいくつかご紹介しています。
手元になければ、ぜひこの機会に準備をしてみてくださいね。いざという時に慌てなくて済みますから。
1、白いレギュラーカラーシャツ、黒ソリッドタイ(無地のネクタイ)
2、黒い内羽式のストレートチップ
内羽式というのは、アイレット(鳩目=靴紐を通すための穴)を乗せる皮の部分が内側に隠れているものになります。また、ストレートチップとは、つま先の部分に一文字のステッチが入っている革靴を言います。この形が、フォーマルな場にふさわしい靴となります。
3、白いハンカチ、数珠、袱紗
意外と持っていないのがこのあたりではないでしょうか?
オーダースーツ研究所は25歳前後のお客様が多くご覧になられているということですが、ちゃんと準備はできていますでしょうか?
白いハンカチなどは、デパートやAmazonなどでも購入できますので、1つは持っておくのをオススメします。袱紗に関しては値段は様々ですが、慶事ごと、弔事ごとの両方で使用できるタイプの袱紗もあります。また、最近は白いハンカチ、袱紗、数珠などをセットにして販売していたりもするので、どのようなものが必要なのか予め知ることもできます。こちらから一度ご覧ください。
お葬式で着用する喪服生地の選び方
お葬式や法事の場で着用するものを「喪服」と呼び、正礼装となります。
一般的に仕事で着用している「ブラックスーツ」と喪服の「ブラックスーツ」は異なります。
一番は「ブラック」と言えども、喪服の場合は「より濃い黒色」であり「光沢や艶の出ない漆黒色」になります。間違っても、普段着ているビジネススーツを喪服のように着用するのはご法度です。
1、長く着用して、擦れてもテカらない素材
「喪服」を着る機会というのは、あまりないことが好ましいのですが、やはりそのような機会に立ち会うこともあるでしょう。そんなに頻繁に購入するものではないからこそ、長く着用しても大丈夫な生地を選んでください。
正座をしたり、畳の上にいることもあり、擦れてしまったとしても独特なテカりが出るような素材はあまりオススメできません。比較的高い値段だったとしても、素材を選び、手入れをし、大切に着ることが一番です。
2、季節関係なく着用できる素材
ビジネススーツであれば、毎日のことですので、季節ごとにスーツを準備されている方も多いと思います。
「喪服」であれば、そうもいかないはずです。季節関係ない素材を選んでおくことで、夏であれ、冬であれ着用することが可能になります。
素材は生地そのものの厚みだけでなく、生地の持つ風通しの良さなども関係しますので、購入の際には店員さんに相談をして購入しましょう。
3、より黒いものを選ぶ
黒と一言で言っても、実はたくさんの種類があるのが「黒色」になります。一見、黒に見えていても太陽の下に出ると明るく見える生地もあります。
周りが「漆黒色」であればもちろん目立ちますし、オーダースーツ研究所の読者様にはそんな恥ずかしい思いはしてほしくはありません。より深い「漆黒色」を購入することをオススメします。
オーダースーツで喪服をつくると良い理由
私たちはオーダースーツ研究所ですから「オーダースーツで喪服を作る」ことを推奨していきたいと考えています。「喪服」は故人と会う最後の機会に着用するものであり、故人を敬う気持ちを表現するものです。
故人と会う最後の機会に、シワの入ったような喪服を着たり、着衣の乱れがあることは、故人に対して、そして親族の方に対しても失礼なのでは?と私たちは考えています。
大人の男性として、ちゃんとした「喪服」を着用し、相手を大切にするマナーを心がけたいですね。
それでは、最後に、オーダースーツで喪服を作るメリットをお伝えします。
1、自分の体型にフィットしたスーツを着用することができる
「わざわざオーダースーツで喪服を作る必要があるのか?」と考える方もいらっしゃると思いますが、近しい方のお葬式などであれば、長時間着用するもになります。身体にフィットしたものの方が、身体への負担も軽く、快適な着心地なので、疲れがあまり溜まりません。
また、ズボンがきつかったり、ジャケットのサイズ感が合わない場合は、立ったり、座ったりする動作にも気を使う必要が出てきますし、背中にしわが不自然に入ってしまうようなサイズ感は避けた方が良いでしょう。
ご自身にフィットした「喪服」をオーダーすることで、ストレスなく「喪服」を着用することができます。
2、長く使うからこそ丈夫で、型崩れしにくい
頻繁に着用する機会がないからこそ、一度購入すると長く使うことになるのが「喪服」になります。
先ほどお伝えしたように、安い生地を使用することで擦れてテカリ感が出てしまったり、ヨレて来てしまうものもあります。
丈夫な生地を選ぶということ、そして、肩崩れしないように、厚みのあるハンガーでクローゼットにしまっておくことも大切です。
3、どんな目上の方の弔問に呼ばれても失礼のない上質なもの
「スタンダードを知り、オーダースーツを身につけることで生まれる自信」に記述していますが、「1番の「ベーシック」な形を知っているというのは、どんな相手に対しても、失礼がないということを表します」
「あまり着ないものだから、ほどほどのものでいいよね!?」と感じている方も、もしかしたらいらっしゃるかもしれませんが、どんな場所に呼ばれても、どんな目上の方の弔問に呼ばれたとしても、失礼のない装いを準備しておくことは大切です。
きちんとした準備をしていくことで、いつ何事があっても焦らずに対応ができますし、服装に気を取られることなく、故人や故人の親族の方へ心を向けることができるのではないでしょうか?
福岡でオーダースーツ の喪服を作るには?
大人として、どんな時であってもTPOをわきまえ、服をきちんと選択し着用できることが大切だと感じています。
失敗がないように。そして、今回のような冠婚葬祭では失礼がないように。という点をぜひ忘れないようにしたいですね。
オーダースーツ で「喪服」を作りたい場合は、福岡であれば、天神今泉公園近くにあります「batak(バタク)」をオススメしております。ぜひ一度お問い合わせしてみてはいかがでしょうか?(バタクの福留さんがあなたに合う一着を丁寧に教えてくださいますよ!)
質問やお問い合わせに関してはこちらのフォームよりご連絡ください。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。