前身頃(まえみごろ)の余裕と、着丈の長さから分かる、自分に合ったスーツの見分け方【スーツ・ジャケット編】

大人のスーツ学 基礎知識編

2017.08.03

オーダースーツ リクルートスーツ 福岡

大人のスーツ学とは?

ビジネス、プライベートにおいて、
スーツを着こなすために最低限必要なポイント!
知っておいて損のない、基礎知識をお届けしています。
大人のスーツ学を学ぶことで『正統派』と呼ばれる
ベーシックなスーツの着こなしを学ぶことができます。

 

前回、首・上襟のフィット感から見る、ジャケットの選び方をお伝えしました。

 

本日は、ジャケット、スーツを着用した時の『前身頃(まえみごろ)の余裕』と『着丈の長さ』のチェックポイントをお伝えします!

 

前身頃は、握りこぶし1つ分の余裕が必要!

最近は細身のスーツも流行っていますが、
大切なのは、スーツ着用時の着心地と
パフォーマンスへの負荷がかからないことが大切になります。

なんとなく締め付け感がある、肩が張った感じがするのは、
選んでいるスーツのサイズが合ってない証拠です!

 ボタンを留めた状態で、握りこぶし1つ分の余裕ができるものを選ぶ。

 

着丈の長さとベントの具合は要チェック!

【着丈の長さ】
 お尻がちょうど隠れるくらいがベスト(左)
×  お尻がほとんど見えてしまっているのはNG(右)

 

 

【ベント】
 ベントは、遠目から見た時にあるかベントどうか分からない「ノーベント」の状態で見えるがポイント(左)
×  ベント部分が跳ね上がったり、開いた状態になっているのはNG(右)

 

自分の身体のタイプを知っておく

自分が何が得意で、何が不得意なのか、
どんな環境を作るとパフォーマンスが上がるのか?
落ち込んだ時にどうやって気持ちを切り替えるのか?

 

自分自身を知り、自身のメンタリティの扱いを知っておくことは
人生をコントロールする上で必要だと言われています。

 

実は、先ほど述べた話は、
スーツを着こなすことにも通じてきます。

 

ご自身の身体のクセはご存知ですか?
たとえば、筋肉のつきかたをよく観察してほしいのです。

 

たとえば、一言で「スポーツ経験者」と言えども、
スポーツによって筋肉のつき方は様々です。

 

野球をやっていた方だと、おしりの筋肉が大きくなり
今日お伝えした「ベント」が浮きやすかったり、

 

ラグビーをしていた方だと、
太ももから上の筋肉が発達していますし、
胸板が厚くスーツが開きがちになります。
また、首回りも太くなるので注意が必要になります。

 

また、汗かきな方と寒がりの方とでは、
スーツの生地選びは変わってきますし。

 

営業職で外を動き回るタイプの職種の方と、
オフィスに座ったままの職種の方とでは、
動き方にも差があります。

 

スーツというのは、
あなたの大切な「勝負服」になります。

 

「勝負服」というのは、
かっこ良く見せる!とかそういった次元ではなく、
あなたのパフォーマンスを最大限に引き出し、
あなたがより自然に着こなしができ、
何よりもあなたにフィットしているのが大切です!

 

あなたにとっての最高の1着に出会えることを
オーダースーツ研究所メンバーは心から願っています!