父親の卒業式の服装は?入園式・卒園式・入学式でのオーダースーツ選び

大人のスーツ学 基礎知識編

2019.01.15

3~4月は卒業式や入学式の季節です。

 

卒業式・入学式の服装選びって迷いますよね。
お子さんの服装だけでなく、父兄の方々も服装に気を遣わなければいけません。
お母様は周りのママさんの目もありますから、気を遣われる方がとても多いです。

 

しかし、お父様は服装に関して、あまり気にしていない方も多いのではないでしょうか?
「スーツ着ていけばいいでしょ?」とおもわれているお父様。
間違いではありませんが、キチンとしたマナーを知り、適した格好をするのが父兄のマナーでもあります。

 

父親としてこれらのセレモニーに参列するとき、どのような服装をすれば良いのか迷っているお父様方のために、今回は、父親の卒業式・入学式での服装をご紹介します。

 

1、卒業式や入学式に参列する父親の服装の基本

卒業式や入学式では、略礼服であるスーツを着用するのが基本です。色は黒やネイビー、グレーなどのダーク系であれば問題ないでしょう。

 

礼服は先生や来賓の方が着用するようになっているので、礼服で行くと「葬式?」「学校の先生?」と思われてしまいます。

 

ちなみに「ブレザースーツ」も礼服に分類されます。ブレザーはジャケットの一種で、制服として多く用いられているものです。

 

アイビースタイルを好むお父様もいるとは思いますが、卒業式は無難にスーツで出席しましょう。
ただし、式典なので胸ポケットに入れるチーフは必須です。カフスボタンもあればよりドレッシーな印象になるでしょう。

全体的に、卒業式は落ち着いた印象を、入学式はやや華やかな雰囲気を心がけてみてください。

 

ブラックスーツなら、スーツは同じものでネクタイだけ卒業式や入学式で色を変えて対応することもできます。
また、普段使っているビジネススーツに、ポケットチーフや少し高級感のあるネクタイを合わせるのも良いでしょう。

 

2、卒業式・入学式での父親の服装ポイントとは?

ここでは卒業式と入学式でのスーツスタイルで気をつけるべきポイントを解説いたします。

 

まずはシャツですが、シャツの色は白が良いでしょう。もしくは薄い色のブルーでもいいと思います。シャツの柄は無地がいいと思いますが、デザインで縦模様などがあるシャツでも問題ありません。

 

黒のシャツなど色の濃いシャツは避けるべきだと思います。中にはピンクやグレー、ダークブルーなどのシャツを着ている人がいますが、フォーマルな場所では軽い印象(軽薄)を受けてしまいます。

 

ネクタイは、卒業式や入学式のフォーマルな場所ではシルバーのネクタイがいいとされていますが、シルバーのネクタイは持っていない場合は、青、赤、紫、薄いピンクなどの色がいいと思います。

 

ネクタイは比較的明るめの色合いのもので、品のある光沢感のある生地がいいと思います。
ネクタイの柄は、無地・ドット・ストライプがおすすめです。

 

派手なネクタイやキャラクターのネクタイはやめましょう。

 

続いてポケットチーフですが、必ず必須というわけではありませんが、「自分の服装、地味すぎるかな」と思ったときにアクセントになり、それでいて「品」があるので、ワンポイントに是非オススメです。

 

女性でいうと胸につけているコサージュの、男性版みたいなものですね。
色は「知的」「清潔」なイメージのカラーが良く、ネクタイと同系色のポケットチーフで合わせると良いでしょう。

 

ネクタイの色と同系色を選ぶことによって統一感が出ます。
ただし、同系色といってもビビッドカラー等の目立つものは避けましょう。

 

それではパーティシーンのようになってしまうので、あくまでスーツのワンポイントになるようにするのが大事です。

 

ワンポイントだから上品になるのです。
意外と見落としがちな靴下ですが、靴下にもポイントがあります。

 

靴下はスーツと同系色にするのが1番無難です。
靴下は歩いているときや座っているときなど以外に見えるものなので、全体の服装となじむようにスーツと同系色にしましょう。

 

私服の時には「ソックス見せ」するために、あえて違う色をつかったりもしますがスーツの時は避けましょう。

 

また、1番NGなのは真っ白な靴下です。

 

ダークトーン主体のコーディネイトに足元の白は目立ちます。
長さに関しては、式典などのフォーマルな場では、あまり肌は見えないようにするのが大事です。

 

なぜかというと肌が見えるほどカジュアルになっていくので、座ったときに足首が見えるような丈ではいけません。
できれば足首よりも10~15センチほど長いものだと安心でしょう。私服などで足首を見せるファッションが流行っていますが、フォーマルな場では長めが基本です。

 

卒園式での保護者の服装で最も注意するべきなのは、子供よりも華美になりすぎないことです。
卒園式の主役は子供だということを忘れずに服装を考えましょう。
また式典であることも忘れてはいけません。式典に出席する服装にはフォーマルさが求められます。

 

3、父親だからこそ!オーダースーツでワンランク上の着こなしを!

大事なお子様の大事な式典にいつもの仕事に来ていくビジネススーツで良いかな、とお考えの方も多いと思われます。

 

卒業式、入学式と月をまたいで続くものですが、かっこいいパパで出席しようと思っていても、ついつい「しまった!」と直前になって間に合わせの吊るしの既製品のスーツを購入する方も多いと思いますが、

 

テーマに一致して良い印象を残せ、体型の短所を隠し、長所を生かしたオーダーメイドのスーツで周りのパパに差をつけてみてはいかがですか?

 

このような方は絶対にオーダーでスーツを作ることをオススメいたします。

・生涯残る校門での記念写真、フィットしたスーツで臨みたい
・大切な初日、先生、他の保護者の方からも良い印象を残したい
・息子(娘)の門出、良い仕立ての服で当日を迎えたい
・この機会に各種式典用の仕立て服を揃えておきたい
・妻からも一目置かれる、きちんとした着こなしで自身を持って歩きたい
・私立の名門校への入学で周りの保護者の目を気にしなければならない。

 

最近では、一緒に式に参列するのにカッコよくして欲しいという奥様からのプレゼント・オーダーも人気があります。

 

4、卒業式・入園式でのおすすめコーディネート

スーツの色はネイビーがオススメ!

ネイビーカラーは、色の濃淡によって印象が大きく変わります。濃い色は、経営者や政治家に好まれ、知的、上品、誠実といった印象になり、薄い色は、若々しさやカジュアルな印象になります。

 

ネクタイはネイビーもしくはボルドーで!

ネイビーやボルドーなど、落ち着いた色味のネクタイは、全体のコーディネートを一段と上品にしてくれます。

 

光沢のある素材は、より立体感が増します。
「誠実」「冷静」「真面目」「堅実」「包容力」「落ち着き」など、ネクタイの色は、さまざまな見え方を演出してくれます。

 

グレーカラーは、ネイビーに次いで、定番のカラ―であり、
大人の落ち着いた男性を演出できます。
また、色柄に関係なくネクタイやシャツとの合わせを楽しめるので、
様々な場面で活用することができます。

 

シャツは清潔感のある白が間違いない!

柄のあるシャツやストライプの入ったシャツも悪くありませんが、卒業式や入学式などの式典には、やはり白のシャツが最も良い印象を与えてくれます。

あくまで主役は子供ですので、保護者があまり目立たないように気をつけましょう!

 

5、一生の家族の思い出写真を最高な形で残しましょう。

卒業式は、お子さんの成長の通過点。身なりもきちんとして立ち合いたいですね。
そして、式が終わると大切なお子様の門出の記念に学校や園の門をバックにお写真を撮られると思います。

 

その写真は一生残ります。
一生残るお写真だからこそ、夫婦共にしっかりとした格好で行きたいですよね。

 

入園式や卒園式での父親のスーツは、母親が着るものと色などを合わせることも大切です。
最近はお子様の服装ともマッチするものを選ぶという人も増えていて、そうすると一緒に写真を撮るときに統一感が出て良い写真が撮れます。

 

どんな格好で式に行くのか決められてない方は早めにご用意されることをオススメします。
3月や4月のシーズンが迫ってくるとオーダースーツのお店もご予約が増えてきます。新調するなら早い時期に、余裕を持ってお店に足を運んでみてはいかがでしょうか。

 

卒業式や入学式はお子さんの成長を肌で感じることのできる、ご家族にとってとても特別な日です。
そんな特別な日のために普段とは違う特別なスーツで一生の思い出を作ってはいかがでしょうか?