企業の規模やブランドイメージによって、
「オーダースーツ」と一言で言えども、
本当に様々なしつらえやデザインがあります。
昨今、紳士服の市場規模は縮小の傾向にありますが、
オーダースーツの業界はその中でも健闘していると言われています。
大手企業も、既存のブランドと別に、
新たな「オーダースーツ専門ブランド」を立ち上げています。
これまで価格競争で低価格になっていたものとは一線を画した、
「自分だけのスーツ」を作りたいという
顧客のニーズを確実に捉えていることにほかなりません。
「自分だけのスーツ(=オーダースーツ)」を作るということは、
必然的に価格帯も上がっていくので、
その点において、お客様と企業の関係性が成り立っています。
これから先も、様々な形でオーダースーツの業界は
広がりを見せていくことでしょう。
今日のテーマは、
広がるオーダースーツ業界の中で生まれている、
この問題についてお話をしていきましょう…
スタンダードなスーツの着こなしを知ることの重要性
オーダースーツを調べていると、本当に様々なデザインが存在します。
ブランドの思想が、スーツの端々に表現されているのです。
オーダースーツはお洒落だから!
オーダースーツは自由に着こなしが可能だから!
と、スーツを着こなす意味で、
オーダースーツを考えている方も多いのが現実です。
ここで大切になるのが
スーツの「ベーシック」を知っているのかどうか。
「ベーシック」というのは、デザインだけでなく、
スーツの選び方、着こなし方、スーツ着用時のマナーを指します。
1番の「ベーシック」な形を知っているというのは、
どんな相手に対しても、失礼がないということを表します。
ある日、突然、米国大統領と会談をすることになったとしましょう。
(そんな境遇の方は、限られているとは思いますが…)
ビジネスシーンでの会談とするなら、
お互いにスーツを着用しているはずです。
その時のあなたのスーツはどんな状態でしょうか?
自分にピッタリのものを着用できていますか?
そのスーツはあなたのイメージする理想の姿を演出してくれますか?
あなたを強く見せてくれますか?
知的に見せてくれますか?
それとも、友好的に見せてくれますか?
スーツのボタンを外すタイミング、ボタンをつけるタイミングは?
ポケットチーフはどうでしょうか?
ネクタイの結び方、色のチョイスは大丈夫でしょうか?
そして、何よりもその相手にとって、失礼のないものを着用できていますか?
「スーツを着る」という行為は、
どんな相手に会うのか、という点でも選び方は変わりますし、
場所、季節や時間、自分の演出によっても選び方が変わります。
そして、「正しくスーツを着る」ということは、
相手を思う心の表れでもあります。
アメリカ大統領とは言わずとも、
取引先の代表や、目上の方、
大切なクライアント様にお会いする機会は、
おそらくこのサイトをご覧になられている方の多くに
当てはまるのではないでしょうか?
相手を立てるという上でも、
スーツの選び方は重要になってくるはずです。
オーダースーツを新しく着用するようになった方が、
取引先の社長に「あなたはちゃんとしたスーツを着ていますね、今時の若者にしては珍しいです。感心します」と、声をかけられた方もいらっしゃいます。
知っている人は知っているのです。
スーツの選び方、着用時のマナー。
その土台の上にはじめて「着こなし」があり、
そして、「自分の演出」「お洒落」が出来るようになるのです。
オーダースーツというと、
ボタンを派手にしてみたり、柄を選んでみたり、
お洒落だけが先行してしまっている方もお見かけしますが、
本当に大切なことは、
「自己表現」の前に「スタンダード」を知り、
そのベースには「相手を思う気持ち」があるということです。
「スーツ」という、男性にとっての勝負服は、
仕事の場であれば、時に強さを表現し、
時に、安心、信頼を表現するものでもあります。
女性に対しては、もしかすると清潔感や、
明朗さを表現しているかもしれませんね…
これを読んでいる貴方が、
もしこれからオーダースーツという世界に足を踏み入れる方ならば、
本当のスタンダードを知っている、テイラーに出会うことをオススメします。
どこに行っても恥ずかしくない「スーツの着方」を知っていると、
それだけでも、心配や不安の要因が減っていきます。
そして、何よりも、正しいスーツを選び着ることで、
大きな商談が上手くいったり、
思った通りのプレゼンができるようになり、
あなたの「自信」にも大きな影響を与えてくれるはずです。
ちょっとした違いが、大きな差を生む。
それが、オーダースーツの世界だと、
私たち、オーダースーツ研究所は感じています。
これからもこのサイトを通して、
知っておいて損はない!スーツの知識をお伝えしていきます。
今後とも、どうぞよろしくお願い致します。