最近はこのブログの影響もあって、『オーダースーツを作りたいんだけど結局どこで作るのがいいの?』というご質問を頂く事がありました。確かにひとくくりに『オーダースーツ』といっても大手の量販店や水商売用のスーツもあるし年齢層高めのものなんかもあるので『結局どこで買うのがいいの?』って質問は自然だな〜。と思ったので記事にしておこうと思います。
オーダースーツ って、ちょっと敷居が高いよね?
確かにオーダースーツ と聞くと敷居が高く感じるのはすごくわかります!お店に行くと身体のいたるところを首から下げたメジャーで測られて、スーツとはこうゆうもんだ!というセオリー的なものをお店の人から決められてしまうのではないか?すごく高いのではないか?みたいなイメージがある方もいるとは思います。確かに初めてなので何もわからないから不安ですよね?
何もわからないから不安。
実はそこがポイントなんです。そもそも『敷居が高いと感じる』のは、単に『経験したことがない』ただそれだけなんです。
例えば、子供の頃を思い出してみてください。初めて電車やバスに一人で乗った時『不安だな〜いつもはお母さんが一緒なんだけど、今日は一人だし不安だ〜〜〜。』と思って泣いちゃったりした経験があるのではないでしょうか?
で今はどうですか?一人で電車やバスに乗るときに『不安だ〜〜!!!俺今年30歳なんだけど一人で電車乗るのが不安だ〜〜!!』って子供の時初めて電車に乗った時と同じ感情にはならないと思います。
逆に30歳の男が電車が不安が原因で改札の前で『電車が不安だ〜』泣いてたら逆にこっちの方が『不安になりますよね』笑
では子供の時と今では『電車の乗り方』自体は基本変わらないはずです。『不安が消えた』原因はなんかのか?何が変わったのか?そうです!『経験』をしただけなんです。
ちょっと話がそれましたが、
つまり何が言いたいのかというと、敷居が高いと感じるのはだた単に『経験した事がないだけ』なんですね。
山田も、初めてオーダースーツを作りにいった時は正直やっぱり緊張しました。笑
実際にお店に入ってテーラーさんと3分話してみるとさっきまであった『不安』は無くなりました。
正直な感想。『めちゃめちゃ楽しい!!そして安心。』でした笑 テーラーさんもやはりプロですね。僕が『初めてオーダースーツを見に来たんです。』と話すと嬉しそうに、そして、丁寧にスーツの事やご自身が初めてのオーダースーツを作った時の話を教えてくれました。年上のおしゃれなお兄ちゃんにファッションのアドバイスをして貰ってるような感覚でしたね。
『オーダースーツ 』は敷居が高いイメージがあるとは思いますが、それは『敷居が高そう』というイメージと単純に『経験値』の問題です。敷居をまたいでしまえば3分で不安は消えて楽しい時間を過ごせますよ。
俺がオーダースーツを作るのに、バタクを選んだ理由!
山田のファーストオーダースーツはバタクフクオカでした。山田もこれを読んでいる方と同じように、『オーダースーツって、結局どこで作るのいいの?』って思ってました。色々とあり過ぎてわからなかったです。
なので、休みの日やたまに仕事の日に笑 とにかく色々な『オーダースーツ店』を回ってみました。お店を回っていると当然、色々なテーラーさんに出会います。
出来ればカッコいいスーツを作ってくれそうな人に頼みたいですよね。シンプルにバタクの福留さんを見て、この人は絶対カッコいいスーツを作ってくれる。と思ったのがいちばんの理由です。(バタクの福留さんのインタビュー記事はこちら!)
もちろん、生地の質やデザイン。スーツの形もバタクを選んだ理由です。通常日本の多くの、オーダースーツ店では生地では、パンチと呼ばれる記事の見本帳を見ながらスーツを仕立てていきます。写真のような見本帳を見せてもらって完成をイメージしながら話を進めていきます。そこで思うのが『このパンチの生地じゃ小さくて完成がわからねえ』です。笑
そうなんです。見本が小さいので全身のイメージがしずらいんです。もう少し実際のイメージが出来たらなあ。と思っていました。もしかしたら僕の想像力が足りないだけかも・・。
スーツ屋さんをいくつか回って、バタクフクオカに入るとありました。実際の生地が。よくイギリスの映画で見る、1メートルくらいのあの感じの巻き巻きした生地が。これだと実際の生地のサイズなので完成した時のイメージがかなりわかりやすいんです。はじめてオーダースーツを作る山田にとって、完成のイメージができるのは、かなり助かりました。
そして山田は、『しっかりとマナーのある、おしゃれな大人のスーツ』を作りたかったのです。夜の街中で見るちょいワルおやじと呼ばれるような、ちょいワルなスーツでは品のある、おしゃれな大人の印象は与えにくいのです。
バタクフクオカは英国紳士のようなスーツを得意としているので、基本のルールも守りつつ時代の流行も取り入れたデザインを作ることができるので長く着れると思い、『ファーストオーダースーツ』はバタクフクオカを選びました。
自分の体を知る。
オーダースーツを作るようになって自然と付いてきたオプションがあります。
それは『自分の体を知れる事』なんです。
オーダースーツを作る際にもちろん体のサイズを測ります。今日のあなたの体型が今後の人生で一番若い体型です。歳を重ねるごとに悲しいですが体は退化していきますよね。
よく『俺20代の時と身長・体重変わってないぜ!』みたいな自慢をする50代位の先輩いますよね。笑
自慢するって事はそれだけ努力してるって事なんでしょう!要は努力しなければ退化するよって事です笑
『オーダースーツ』を作る事で、今後の人生的にも若い時の体型を維持するのに必要な基準が得られるのです!これは大きなオプションです。
ブランドで選ぶよりも、信頼あるテーラーとの出会いが大切
スーツにも様々なブランドがありますが、ブランドにはブランドのスタイルがあります。そのスタイルが必ずしもあなたの体型やイメージに合うか、要は似合うかどうかはわかりません。実際、ちょっと太めの人が細身のブランドのスーツを着るとやっぱり違和感がありますね笑 世の中では、おしゃれな人は自分に似合う服を知っている。などども言いますが、あなたに似合うスーツを選んでくれるのが、『テーラー』さんだと思ってください。
なのでどんな『テーラー』さんに出会うかがすごく大切になってきます。自分の伝えたい感覚とテーラーさんの感覚とが、しっかりとすり合わせできないとなかなか自分にあっていて思った通りのスーツを作るのは難しいです。
また、年齢によって趣味も変わってきますので、あなたの好みをわかってくれて信頼できるテーラーさんに出来るだけ早く出会って、年齢に応じた好みに合わせたスーツを作ってもらうことをおすすめします。