大人のスーツ学とは?
ビジネス、プライベートにおいて、スーツを着こなすために最低限必要となる、知っておいて損のない、基礎知識をお届けしています。大人のスーツ学を学ぶことで『正統派』と呼ばれるベーシックなスーツの着こなしを学ぶことができます。
今回は多くの人が諦めてしまっていた内容です。『スーツのお直し・リフォーム パンツ編』誰でも体型の変化で太ってしまったり、痩せてしまったりでサイズが合わなくなり、着れなくなったスーツはあると思います。
そんな時に覚えておくべきなのがリフォーム・お直しです。そもそもどの程度のレベルになるとリフォームが必要になるのか、「ギリギリでもボタンが閉まればOK?・少し大きいけれどベルトを締めればOK?」今回はパンツ編と言うことで、パンツの正しいサイズ感とリフォームについて書いていきます。
今回のポイントは
履けなくなったパンツは即リフォームを!!
1、腰回りのシワでわかる!パツパツパンツ症候群。
まずは鏡で腰周りにシワがよってしまっていないかをチェックしてください。野球やラグビーなど腰周り大きくなりやすいスポーツをしていた人には起こりやすい症状です。ほとんどの量販店ではスーツは身長とウエストでサイズのパターンを決めることになっています。よくあるのが「夏冬用ツーパンツスーツ」のようなセットで販売しているケースです。
「身長はOK!ジャケットの肩はピッタリ!パンツはちょっとキツイ。だけど ”セット売りだから仕方ない。痩せよう!”」となって若干無理して履き始める。という方もおられると思います。
そんな方は是非チェックして見てください。
○ ポケットが自然に馴染んでいればOK!プリーツがあれば広がっていないかもチェック!!
× ポケットが開いているのは、腰周りが小さくサイズが合っていない証拠。リフォームするかワンサイズ大きいものを選ぶようにする。
パンツのサイズは正面から見た場合には分かりずらいので、必ずサイドからも見て過不足なくフィットしているかを確認しましょう。若い方にはとって慣れてないかもしれませんが、基本的に腰履きはNG
パンツのウエストが腰骨に当たって止まる位置が正しい位置です。
2.自分では見えないお尻は特に注意!
足が長く見えるポイントはお尻のフィット感!
欧米人のスーツってなんであんなにカッコよくキマるのだろう?と思った方も多いと思います。そうです。足が長いのです。ちょっと悔しいですが仕方ありません。でも安心して下さい。アジア人でも足が長くカッコよく着こなす方法があるのです。そうそのポイントががお尻。
正しいパンツの履き方とフィット感で脚長効果をもたらしましょう。
ズバリチェックするポイントは、サイズです。
無駄な余りやヒップへの食い込みがなく、美しいラインを描いてください。野球などのスポーツをされている方は、ヒップが大きいため、まずはヒップパンツを合わせてください。ウエストサイズに対してヒップサイズが大きい場合は、ヒップでサイズを合わせて、ウエストを少し詰められます。
逆にヒップが小さい方は、ヒップが余ってしまいます。ヒップが余る場合は、細めのパンツをセレクトするのが良いです。細身の方は良くあるケースなので注意してください。
○ 適切なゆとりがありながらも、きちんとフィットしているのが正解!サイズがあっていると、お尻が上がって見えるため、足も長く見える。
× お尻に食い込みが出る場合、いくつかの理由があり、「尻ぐりが合っていない」「お尻周りが大きすぎるまたは、小さすぎる」などがあげられる。迷わず即リフォームしてください。
3.本当に正しい?『スーツは細身を選びましょう。』
細身のファッションを好む20代〜30代の場合、「細ければ細いほどオシャレ」と間違って解釈をされてしまっている人が多いのが現状。しかし実は細すぎるパンツはスタイルを悪く見せるんです。なぜかと言うと、スーツのパンツはチノパンやジーンズと比べて圧倒的に柔らかい素材を使っています。
チノパンやジーンズならピタピタに体にフィットさせても堅い素材感が足の筋肉や脂肪の膨らみを押さえてくれて足を細く見せてくれるのですが、これがパンツスーツとなと、素材が柔らかいため、足に張り付くようなタイトなサイズを選ぶと足の膨らみがダイレクトにパンツのシルエットに、拾われてしまいます。しかもタイトなサイズ感のため生地が引っ張られて横ジワも入ってしまう。
横ジワの入ったシルエットは足をムチムチにハムのように見せてしまうのです。このようなムチムチなパンツを選んでしまっているサラリーマンは実に多い。特に20〜30代に多いので注意!!
やはり一度、知識のあるオーダースーツ店のテーラーさんや詳しいスタッフがいる量販店に行きサイズを測ってみると良いです。
オーダースーツ研究所は、あなたの魅力を引き出すスーツに出会える事を願っています!